農林水産省が17日公表した全国のスーパーで販売されているコメ5キロの平均価格は4077円と、ついに4000円を突破しました。
前の週から125円アップと上げ幅も大きく、これで10週連続の値上がりとなりました。
こうした中、政府の備蓄米の入札が先週行われ、14日に入札価格などが公表されました。
福岡のコメの価格は落ち着いていくのでしょうか。専門家に聞きました。
備蓄米の初回入札は「成功」

宇都宮大学 小川真如 助教「全体出ている情報だけ見ると、今回の入札は成功だったと評価しています。落札量がしっかり出てきた。ほぼ全量に近い形で落札されたのが一つ目です。2つめが平均落札価格が妥当な水準であったというところから、今回は成功であるといえるのではないかと思っています」

3月10日~12日に初めて行われた備蓄米の入札。
放出される21万トンのうち初回は15万トンが入札にかけられ、そのうちの14万1796トン、94.2%が落札されました。

平均落札価格は、60キロあたり2万1217円でした。
宇都宮大学 小川真如 助教「追加の備蓄米の放出もアナウンスされた上での入札だったので、単純に今回だけの入札だけではなくて、次回以降の備蓄米の入札についてもうまくいくかというのが今回試されている試金石の位置づけにありました。今回しっかり落札されていきましたので、次回以降も国が備蓄米を放出すると言えば、しっかり落札されていくだろうという期待感も高まっていると思います」