予想外の大雪となった16日の松本市。サッカーJ3の信州ダービーも中止となり、ピッチの外にも影響が出ました。

上原一将記者:「信州ダービーが予定されていたサンプロアルウィンは現在も雪が降り続け、一面銀世界で静まり返っています」

16日、早朝から雪が降り続けた松本市。
昼前にかけて雪が強まり、スタジアムには、瞬く間に10センチほど積もりました。
この影響で松本山雅と長野パルセイロの信州ダービーが中止に…。

山雅サポーター:「マジで残念です。きのうまでは出来るかなと思ったんですけど朝起きてもうアウトでしたね。ここら辺にシートが埋まっていると思うんですけど」

準備万端で、雪が積もる前に待機列の場所取りを済ませていたというサポーターの姿も。

中止の影響はこんなところにも…。松本市波田のやきそばよっちゃん。
山雅のホームゲームの時には、スタジアムで焼きそばやお好み焼きを提供しています。

やきそばよっちゃん坂本良子さん:「ガーンと無気力になりました。何もしたくないみたいなね、落ち込みましたよ」

いよいよ迎えたホーム開幕戦の信州ダービーに向けおよそ600食分の食材を仕入れたといいます。

やきそばよっちゃん坂本良子さん:「過去最高の売り上げになるかなという勢いで仕入れました」

しかし試合中止で販売できません。そこで思い切った手に出ました。
店を訪れてくれたなじみのサポーターに、サービスとしてふるまいながら食材を使っていきました。

この日は、1万人を超す観客の動員が見込まれていただけに、チャンスを逃したのは痛手です。

やきそばよっちゃん坂本良子さん:「本当にきょうはふて寝してようか迷いましたが落ち込んでいても仕方ないので、意外にサポーターも来てくれたので少しは在庫がはけましたけどね…」

注目度が高いだけに、影響も大きかった信州ダービーの中止。

代わりの日程は未定で、購入済みのチケットの扱いについては後日、山雅のホームページなどで案内があるということです。