(訪れた人は)
「どういう家を造られているのか、結構デザインも格好いい家が多いし、気になって見にきました。木造の家が結構興味あるので、そういうのを気軽に見にくること
ができる住宅展示場があるのはすごくありがたい」

「自分の家をリフォーム、外壁とかを代えたいなと思ったので」
「非常に親しみやすさも感じましたし説明の中で自分の所の大工さんで工事をしますということもあったのですごく良い」

7社は2024年2月、住宅展示場の運営組織、「IWATEなないえプロジェクト」を立ち上げ、準備を進めてきました。

県内には他にも大手ハウスメーカーや、地域の工務店による合同の住宅展示場はありますが、競争の厳しい盛岡地域で工務店同士が手を組むのは異例です。
展示場オープンの背景には、ある危機感の共有がありました。
プロジェクトの会長を務めるフリーダムデザインの小池康也さんは次のように話します。

(フリーダムデザイン 小池会長)
「住宅市場の縮小に伴って中央資本の全国区の会社が岩手も毎年増えています。競争も毎年激化している状況」

国土交通省によりますと、県内のここ10年間の新規住宅着工戸数は、減少傾向にあります。
直近の5年間は、5000件から6000件程度で推移していて、10年前と比べても数が減っているのが分かります。

小池会長は、資材価格の高騰により住宅価格が5年間で1.4倍ほどに増えていて、それが住宅を購入する意欲の低下につながっていると指摘します。