仙台市役所の建て替え工事が本格化するなか、工事の様子を真上から自由に見学できるスペースが、17日から設けられています。新しい仙台市役所は、2028年度の供用開始が予定されています。

高橋未来記者:
「仙台市役所8階議場前です。こちらのスペースではきょうから自由に工事の様子を見学することができます」

仙台市役所の建て替え工事では、2023年夏に噴水が撤去され、その後、正面玄関や議会棟も解体されていきました。2024年11月から本格的な建設工事が始まり、現在は、地盤の掘削工事が進んでいます。

市役所8階に設けられたスペースでは、工事の様子を真上から見学することができます。着工からおよそ5か月が過ぎ、地盤の掘削工事はおよそ4割終了したということです。

新しい仙台市役所の建設工事について総事業費は585億円です。
こちらは、旧庁舎と現在の庁舎が並ぶ今では貴重な映像。現在の庁舎では、1965年に業務が始まり、2025年でちょうど60年となります。

新しい庁舎は、地下2階、地上15階建てです。市民も日常的に利用できる開放的な空間も整備される予定です。

工事は、2027年11月末まで続き2028年度からの供用開始が予定されています。
仙台市本庁舎整備室 藤田考一室長:
「上から俯瞰した状態で建設工事の全体像を見られ安全に見ていただけるので、ぜひご覧いただきたい」

仙台市役所8階の見学スペースは、2026年春頃まで設置される予定で、予約不要で入場も無料です。