国の重要無形民俗文化財に指定されている熊本県の阿蘇神社の「火振り神事」が16日に行われ、幻想的な炎の輪が広がりました。

阿蘇神社の「火振り神事」は、農業をつかさどる国龍神(くにたつのかみ)と姫神の結婚を祝い、氏子たちがタイマツで出迎えたという故事にちなむものです。

熊本地震からの復旧工事が2024年12月に完了してから初めての火振り神事となり、復旧した楼門の下では再建を祝うように炎の輪が広がりました。

火振りを体験した人「自分の心と向き合いました。怖かったのですがびびっていると上手く振れないと思ったので、強い気持ちで挑みました」

阿蘇市の子どもたち「火が飛んでくるのがちょっと怖い。怖いけど、やってみたいです」

スペインから「文化はとても面白いです。この祭りはとてもかっこいいです」

冷たい雨が降る中、地元の人や観光客など多くの人たちが火振りを体験して歓声をあげていました。