ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳代表委員が15日、仙台で講演し、核廃絶への決意を語りました。

日本被団協 田中熙巳代表委員:
「核のタブーが今崩れようとしている。崩されようとしている。それを今、何とか防がなくてはいけない」

講演したのは、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表委員、田中熙巳さん(92)です。田中さんは13歳の時、長崎市の自宅で被爆し、核廃絶の実現に向けて活動を続けてきました。15日は、およそ150人を前に決意を語りました。

日本被団協 田中熙巳代表委員:
「核兵器は絶対に使ってはいけない兵器、廃絶しなくてはいけないと、ずっと世界に訴え続けていく」
また、ロシアとウクライナの戦争で核兵器が使用されないか危惧していると語り、戦争の愚かさを訴えました。