宮城県によりますと、9日に気仙沼市で開催された「リアス牡蠣まつり唐桑」で販売された生カキを食べた男女15人が吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの症状を訴えました。このうち複数の人の便からノロウイルスが検出され、県はイベントで販売されたカキが原因の食中毒と断定しました。入院した人はおらず、全員快方に向かっているということです。

食中毒の原因となったカキは、唐桑の3つの事業所で処理と袋詰めが行われたもので、イベントでは1827袋が販売されました。県は3つの事業所を14日から3日間の営業停止処分としています。ノロウイルスによる食中毒は調理をした人を通じた経口感染が多く、調理の際の手洗いや食品の十分な加熱で予防できます。県内では今年に入って8件の食中毒が発生しています。