県は14日、感染力が強く目の充血やまぶたの腫れなどの症状がみられる流行性角結膜炎警報を発表しました。県は手洗いやタオルを共有しないなど感染予防の徹底を呼びかけています。

流行性角結膜炎はアデノウイルスによる目の感染症で感染力が強く充血やまぶたの腫れ、目やに、涙が大量にあふれるなどの症状がみられ、子どもの場合重症化する恐れがあります。

県によりますと今月3日から9日までに県内9つの眼科定点医療機関から報告された患者数は9.22人となり、基準値である8人を超えたため、県は14日に流行性角結膜炎警報を発表しました。

県が警報を発表するのは、2011年以来、14年ぶりです。

今年1月20日から今月9日までに確認された患者数は348人で、年齢別でみると30代が最も多く16.4%、次いで40代が14.4%などとなっていて、保健所別では八重山保健所が58人と最も多くなっています。

流行性角結膜炎は、有効な治療薬はなく、県は、手洗いやタオルを共有しないなど感染予防の徹底を呼びかけています。