アメリカのトランプ大統領は、EU=ヨーロッパ連合から輸入するワインなどに200%の関税を課す考えを表明しました。

トランプ大統領は13日、自身のSNSで、EUに対しアメリカ産のウイスキーに課す追加関税の撤廃を求め、応じなければEUからのワインやシャンパンなどの酒類に200%の関税を課す考えを表明しました。

EUは、アメリカが発動した鉄鋼・アルミニウム関税への報復措置として、来月1日からアメリカ産ウイスキーに50%の関税を課すと表明していました。

トランプ氏は「世界中がアメリカから金をむしり取っている」とも投稿し、関税により各国への圧力を強めていく姿勢を改めて示しています。

これを受け、ニューヨーク株式市場では13日、貿易摩擦の激化による景気への影響などを懸念し、ダウ平均株価は一時、700ドル近く値を下げました。終値も500ドル以上値を下げ、これで4営業日続けての値下がりとなりました。