山口県防府市の農業大学校で卒業式があり、未来の農業を担う若者が巣立ちました。

卒業を迎えたのは、農業大学校の土地利用学科と園芸学科、畜産学科の27人です。

福井徹校長から1人1人に卒業証書が手渡され、卒業生を代表して、米屋翔太さんが答辞を述べました。

卒業生代表 米屋翔太さん
「この農業大学校で得たたくさんの思い出、学び、誇りを糧に自分たちの夢に向かって挑戦と成長をしていきます」

山口県内では農家の高齢化や担い手不足が深刻化していて、2020年時点で平均年齢72・3歳。

全国でもっとも高齢化が進んでいます。

また農業に従事する人は、2015年からの5年間でおよそ3割減っています。

今年度の卒業生は90パーセント以上が就農か農業関連企業に進みます。

卒業生 玉木日明子さん
「まず働ける人になれるように一生懸命頑張って、そこからは私自身女性なので、女性でも農業ができるということを伝えられたらと思っています」

卒業生 三浦大世さん
「自分がこれから就農して農業やっていくとなったら、若い人たちにも農業は楽しいというのを発信していけたらいいなと思っています」

未来の農業を支える若者たちが、新たな一歩を踏み出しました。