瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっている香川県の直島に今月上旬、このような形をした施設が誕生しました。「癒やし」と「整い」をもたらすというのですが正体は果たして?


滑らかな曲線にころんとしたフォルム。特徴的なデザインをもつ施設が誕生したのは、直島のグランピング施設です。

「巻貝」の中に入っていくと...
木に囲まれたサウナ空間が!


(杉澤眞優キャスター リポート)
「近くで見るとかなりインパクトがあります。中に入ってみると、実はこちら『サウナ』、なんです」

青空も見える!(くもりの日には曇り空が見えます)


木の温かみを感じる空間の壁には、ゆったりと渦を巻くように曲線が。さらに、天井部分の穴からは空を見ることができます。


建築家、隈研吾さんの息子・隈太一さんが設計したこのサウナは、木の板を重ねることで、巻貝のサザエのような柔らかい曲線を表現しています。

直島といえば、草間彌生さんの黄色いカボチャ...みたいなカボチャ


自然の中でアートを体感しながら楽しめるサウナ。建築会社「真田トラスト」が運営するグランピング型リゾート施設「SANA MANE」では、約3年前からテントサウナを設置していましたが、客の反響が大きかったため「アートの要素」を取り入れた、ここにしかないサウナをつくったといいます。


(SANA MANEオーナー 眞田祐作さん)
「自然を身近に感じられるような施設ですかね。このサウナができたことによって自然を感じたり、自然やアートを見るだけではなく体感するという形で楽しんでいただけたらいいかなと」


完全予約制の直島のサウナ、ここにしかない「整い方」がありそうです。


(スタジオ)
一般的にサウナは平面の空間が多いのですが、曲線を活かした空間は珍しいそうです。ちなみにフィンランドなどのサウナが有名ですが、世界のサウナを知っている人もこのサウナには感動したらしいということです。