課題解決に向けたアイデアを披露です。
高校生たちが自ら社会の課題を見つけ、解決に向けて取り組んできた研究活動の成果を発表する大会が宮崎市で開かれました。

これは、普通科系の専門学科や探求コースなどを設置している県内の公立高校14校が毎年、取り組んでいるものです。

生徒たちは、この1年間、環境問題や災害対策などさまざまな分野の課題を個人やグループで調査・研究してきました。

13日、行われた発表大会では、生徒たちが課題解決に向けた研究成果やアイデアを発表しました。

(防災についての発表)
「すべての教育現場で効果的な防災教育が行われているとは言い難い状態です。自分たち自ら進んで防災教育を行い防災を身近なものにする必要があります」

(環境についての発表)
「ヘドロと聞くと悪いイメージを抱く人が多いと思うが、ヘドロには良い部分があって、有機物が豊富にあるということ。肥料にしてヘドロを有効活用してヘドロを減らそうと考えた」

発表を終えた生徒たちは、審査員として参加した宮崎大学の教授らとも意見交換し、課題研究の進め方などアドバイスを受けていました。

(発表した生徒)
「授業とは違う普段の日常ではできない経験だったので、すごく探求心や思考力を鍛えられたと思う」

県教育委員会では、今後も課題研究を通して生徒たちが主体的に学ぶ力を養っていきたいとしています。