ひがし茶屋街ではやめた “食べ歩きOK”
金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会 中村大介副会長「今思うとそれがなければもっと街にごみが溢れているのではないか」
金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会の中村副会長は、地区に設けたルールが街の美化に役立っていると話します。
金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会 中村大介副会長「旅行の一つの楽しみに食べ歩きがあると思うが、この街は申し訳ないが食べながらの歩いたり飲食はご遠慮いただいている」

2015年の北陸新幹線金沢開業を見据えて、2009年頃から店舗の出店ラッシュが始まったひがし茶屋街。地区にはおよそ100軒の店舗と30軒の住宅が混在しています。
金沢東山・ひがしの町並みと文化を守る会 中村大介副会長「ひがし茶屋街から一歩入ると道幅もすごく狭いですし住居もあったりするんですね。お住まいだけしているお宅も結構ありますのでそういった方々は観光の方が増えたことで困ったなと思っている部分もあるだろうなと思う」
創業90年を越える老舗「ヘアーサロンながた」は、ひがし茶屋街のメイン通りから少し入った観音町に店を構え、地域の客を大切に営業を続けています。

ヘアーサロンながた(観音町町会長) 長田淳さん「観光で来られる人は観光地でしょ。私たちは生活しているので車を出したい。大通りから買い物行きたいと思っても、観光客がどうしてもいてなかなかどいてくれない。すぐそばにバス停があって乗りたいんだけど、観光客がバス停にいてなかなかバスに乗れない。一回ではバスに乗れなくなったり、少し離れたバス停まで歩いていかないといけない。普通に観光客が来てくれるのはいいが、オーバーツーリズムと言われるくらいの人が来ると街からすると迷惑になるのでその辺のバランスが大事だと思う」