参道は町民の手造り!?有志で守られてきた「聖神社」の歴史

古くから越知町民に愛されてきた「聖神社」。地元の方も詳しい歴史は分かっておらず、神様の力で断崖絶壁の場所に材料が運ばれ、一夜にして建ったという昔話が伝えられているほど、今も謎に包まれています。

一説によると、江戸時代にはすでに存在していたと言われており、その険しい道のりから女人禁制で、修験道にまつわる神社だったのではないかとも言われています。

地元の方の話によると、道マニアが歩いた対岸側のルートは、昭和初期まであった段々畑に繋がる作業道を整備し、町民の協力で造られた参道とのこと。道中にあった木製の橋などは、すべて町民による手造りだそうで、老朽化が進んだ参道を越知町と協力して改修する計画も立てているそう。

「聖神社」は昭和63年、町民の有志で改修工事を実施。「聖神社をずっと残したい」という町民の熱い想いで、今も大切に管理されています。人は常駐していませんが、「聖神社」の中に入ることも可能。中でお参りができ、おみくじや絵馬も置かれています。

2024年4月23日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より