高知県立のいち動物公園に、新たに草食動物の「シロオリックス」が仲間入りしました。サバンナ大展示場で9年ぶりとなる3種類の動物展示を目指しています。

10日の県立のいち動物公園。クレーンで慎重につりさげられ…

新たに仲間入りしたのが、こちら。

1mほどの長い角が特徴の「シロオリックス」です。初めての環境にあたりをキョロキョロ見回すのは、オスの「ユーマ」。少し、落ち着かないかな?メスの「ハツメ」も、ちょっと、緊張しているように見えます。

サバンナに生息していたシロオリックスは、1990年代に野生としては絶滅。その後、飼育したシロオリックスを野生に戻す取り組みが進められています。国内では15の園で100頭あまりが飼育されていて、全国的な管理計画の一環で、初めて、のいち動物公園にやってきました。のいち動物公園のサバンナ大展示場には、現在、アミメキリンとグラントシマウマが展示されています。シロオリックスは元々「臆病な性格」だといい、今の環境にゆっくりと慣れてもらい、ゆくゆくは、9年ぶりとなる3種類の動物の展示を目指すということです。

(県立のいち動物公園 澤田紬 飼育係)
「体が白くて、三日月状に伸びた長い角が特徴。シマウマ、キリンとは違った姿を見ることができるので、そういった違いや過ごしている様子を見ていただきたい」

今は、人の姿や動きにびっくりしているというシロオリックス。サバンナ大展示場での展示時期はまだ決まっておらず、決まり次第、広報するということです。また、飼育環境が整えば、将来的には繁殖も目指したい考えです。