昭和35年(1960)、熊本市の本妙寺(ほんみょうじ)に高さ8.2m(台座込み17m)の加藤清正公像が再建され、盛大に除幕式が行われました。

本妙寺は加藤家代々の菩提寺で、清正公像は昭和10年(1935)に初めて建立されました。しかし戦争末期の金属類回収令で撤去されたため、昭和35年(1960)に改めて再建され、この日 除幕式を迎えました。

当時ニュースはこう伝えています。「清正公350年祭を記念して本妙寺山に再建された加藤清正公の銅像の除幕式が賑やかに行われました。長崎、福岡などから20台の貸し切りバスでやってきた信者もあって、参詣人は2,000人にのぼりました。

清正公像は戦争末期の金属供出により撤去されたため、この勇ましい姿を見るのは十数年ぶりとなります。

山田日蓮宗管長が祭文を唱える中、野上勝代さんが除幕を行い、その後詩吟、日本舞踊などの出し物が奉納され、最後は奉賛会理事長の音頭で万歳を三唱して除幕を祝いました。」