消防士を目指していた “あの頃の情熱”が…
とっさに屋敷さん “バックドアの割れた窓ガラスしかない” と決意…
突き動かしたはかつての “夢”、よみがえる “あの頃の情熱” でした。

会社員 屋敷拓真さん
「昔から消防士を目指していたこともあって…人を助けたいという気持ちは元々あったんです。実際にこういう場面になったときに『あっ、助けに行かなきゃ』という気持ちが出てきて…」

年齢などの事情もあり消防士にはならなかったものの、そのときに学んだ知識、情熱がよみがえり、水に浸かった車内から女性を救出。
最後は背負って用水路から助け出しました。女性に大きなけがはありませんでした。
屋敷さんがとった “とっさの判断” そして “勇気ある行動” に3月5日、富山県警射水警察署から感謝状が贈られました。

会社員 屋敷拓真さん
「何より命が助かってよかったなと思います。実際に人を助けて、一人の命を救ったということはいままでなかったので。命の大切さというのを自分自身気をつけなければいけないなと感じましたし、そういう意識につながる日でした。次あったときも、すぐ駆けつけて、(適切に)現場の判断をして救助するという行動をしたいと思います」

そんな屋敷さん、現在は会社勤めのかたわら、地元の消防団で活動、地域の安全確保につとめています。

