山頂のお寺まで4時間以上の険しい道
(矢島選手)
「体力的な基礎は、自分が修行をしていた山のお寺の参道を駆け巡る生活で養われた」
強さの秘密は山梨県にある標高約2000mの雄大な山、七面山。矢島選手が27歳のころに修行していた敬慎院は、この山頂にあるお寺。たどり着くまでに4時間以上も険しい道を登らなくてはならないんです。


(矢島選手)
「山の上が断水したら水を何十キロ持って上がるとか、時にはお年寄りを背負って山を上がるという日々。1日ずっと正座をするという修行。4時間くらい正座をしていると失神する。階段を上ってしんどいですけど失神はしない。修行よりは楽」
修業時代に経験した、想像を絶するような過酷な日々。これが体力や精神力などステアクライミングで勝つ為に必要な強さの基盤を作り上げていたんです。
(矢島選手)
「お寺に生まれてお坊さんになって、階段に必然的に出会った。運命。恋人かなと思っている」
運命の恋人と出会った矢島選手が目指すのは、世界の頂。「階段坊主」の今後の活躍から目が離せません!
CBCテレビ「チャント!」2025年3月10日放送より