南海トラフ地震などの災害に備えるため、高知県南国市の小学生による防災フェスティバルが開かれました。
南国市の十市(とおち)小学校では、児童が防災学習で得た知識を地域にも広げようと、防災フェスティバルを数年前から開いています。企画から運営までを6年生が担い、今年は7つのブースが設けられました。

会場には家族連れやお年寄りらが訪れ、避難所などで使われる段ボールベッドのコーナーでは児童たちが組み立て方を丁寧に説明。寝心地を体感する様子も見られました。
また炊き出しのコーナーでは温かく煮たそうめん=「にゅうめん」が振舞われ、参加者は実際に避難生活を送る必要が生じた場合をイメージしていました。
▼十市小学校の卒業生
「危ないところも分かりやすく教えてくれて学べる」
▼十市小学校の卒業生
「(身を)守るポーズの仕方も自分たちが知らないポーズもあったのですごく勉強になりました」
▼児童
「いつでも地震が来ても対策ができるように防災リュックを準備してほしい」
十市小学校は今後も防災フェスティバルを開催し地域の防災力向上につなげたいとしています。