ポーク缶の「チューリップ」を販売するデニッシュクラウンジャパン社など4社が、商品や店舗名の商標登録を第三者に無断で出願されたと異議を唱えていた問題で、商標登録の出願が正式に取り下げられたことが分かった。

【4社】
▼「チューリップ」を販売するデニッシュクラウンジャパン
▼「キングタコス」を運営するメランジェ
▼ファストフードの「Jef」を運営するジェフ
▼「シママース」を販売する青い海

4社の店名や商品名を商標登録出願していたのは、販促グッズやノベルティの製作を手掛ける琉球ワークス社。

4社の代理人弁護士によると、去年10月に各社に無断で商標登録が出願されたとして、4社は連名で関連性を否定する文書を出していた。異議を受けた琉球ワークス社はその後出願取り下げを申請していたが、7日、正式に取り下げられたことが分かった。

RBCの取材に対して琉球ワークスの岩月昭雄社長は、「4社とのグッズ製作の商談の中で商標登録を勧めたが登録がなかったため、4社に代わって特許庁へ商標登録の申請を行った。時間をかけて説明して理解を頂くべきだった」と語った。

一方4社は「琉球ワークス株式会社側から商標登録について勧められたとの事実は、4社とも一切ない」としている。