バレエの国際コンクールでファイナリストに選ばれた中学3年生が高知市にいます。7日、学校で激励会が行われ、男子生徒は「世界で活躍できるバレエダンサーになりたい」と今後への決意を述べました。
一宮中学校3年の福間悠陽(ふくま・ゆうひ)さんは高知市の「マサコバレエワークス」でバレエを学ぶため、4年前、埼玉から高知に移住してきました。

福間さんは、2月、スイスで行われたバレエダンサーの登竜門といわれる「ローザンヌ国際バレエコンクール」に出場。予選を突破した22か国の86人が出場するなか、(15~18歳)上位20人のファイナリストに選ばれました。

世界の舞台に挑戦している福間さんを応援しようと7日、学校で全校生徒が集まって激励会が開かれ、福間さんは決勝で披露した演技を披露。しなやかでダイナミックな踊りに生徒たちは見入っていました。

(福間悠陽さん)
「いろんな人がサポートしてくれたからここに来れました。その人たちに感謝しているし、みんな友達にもすごく感謝しています。海外で活躍できるプロバレエダンサーになっていくので応援よろしくお願いします」

世界で活躍する福間さんは、生徒たちにとって“あこがれの存在”となっているようです。

(生徒)
「みんなに優しくて、憧れるような存在です。一宮中の誇りです」
「世界で有名な人になれるように頑張ってほしいです」
また、激励会には、高知での生活を支えてきた祖父母の姿もありました。

(福間さんの祖父 檜垣博幸さん)
「毎日夜10時11時くらいまでバレエに打ち込んでいたので、(コンクールで)やることはできたから、一番それが糧になっていると思います」

(福間さんの祖母 檜垣典子さん)
「お肉が大好きなので肉料理を出せば2杯3杯食べてました。(帰国後は)肉うどん、オムライスとか好きなものを並べて、いろいろと。病気をせず世界のほうで活躍してもらいたいと思います」

とにかく踊ることが大好きだという福間さん。世界の舞台を経験したことで、ますます、自分の踊りに磨きをかけていきたいと意気込んでいます。

(福間悠陽さん)
「バレエ学校に行って、プロバレエダンサーになるのが夢なので、ここからもっと頑張っていかなきゃなという思いが強いです」

来週、卒業を迎える福間さん。9月からは、海外のバレエ学校に留学する予定です。