高知の魅力あふれる商品を首都圏のバイヤーに売り込もうと、東京で食の商談会が開かれました。
この商談会は高知県内事業者に首都圏の食品関連事業者との商談の機会を提供することで、販路開拓や商品の磨き上げにつなげようと高知県地産外商公社が開きました。
2025年は農・水産物や畜産物、菓子、惣菜、酒類の各分野から県内62の企業や団体がブースを構え、自慢の商品を売り込みました。

県食肉センターは「土佐黒牛」を出品、県産黒毛和種の4等級以上の肉で、美しいサシの入ったコクが深い味わいが特徴です。
また、定番の「ぼうしパン」や芋菓子の「ひがしやま」をはじめ、ドラマにちなんだ「ぱん」まんじゅうも初出品。参加したバイヤーらは商品の味を確かめたり事業者から特徴を聞いたりしていました。

(飲食店のバイヤーは)
「地域をうたった店舗を展開しているので、高知の生産者さんの商材を探しにきました。カツオ、ユズというとすぐ高知と思い浮かぶんですけど、そういった食材が増えていくと、メニューとして出しやすくなるので、そこを期待します」

(出展した県内企業は)
「もちろん、新規顧客の開拓もそうなんですけれど、既存のお客さんに対しても状況を聞いて、今後どういう商品を展開していくかというのを生かしていけたらと思っています」

午前11時のイベント開始から多くのバイヤーが訪れて商談ははずみ、会場は熱気に満ちていました。今後、高知の地場産品のさらなる販路拡大が期待されます。
