歩行中の小学生が交通事故に巻き込まれ、死亡または重傷となったのは、登校中が10.8%、下校中が24%で、全体の3分の1以上が登下校中に起きています。
特に新1年生の事故が全国で後を絶たないことから、愛媛県松山市内の保育園で7日、入学する前に親子で通学路を点検するよう呼びかけが行われました。

道後保育園では7日、この春、小学校に入学する年長の園児19人が「ジュニア交通安全隊アトム」に扮して、元気に交通安全の約束を発表しました。

続いて、園児の代表に手渡されたのは、「通学路安全マップキット」。
小学1年生になる子どもたちの事故を防ごうと、JA共済連愛媛が今年初めて作成しました。

この「通学路安全マップキット」は、自宅から小学校までの通学路と注意点を記した地図を作ることができます。
入学前に親子で実際に歩いて危険な場所を確認するよう呼びかけられました。

園長が道後保育園から道後小学校までの道を歩いて作ったマップでは・・・

道後保育園 亀田陽子園長
「危ないところが実はこんなにたくさんありました」

キットには、危険な場所などに貼るシールが入っていて、親子で楽しみながら地図を作ることができます。

園児
「信号がないときに歩いているときに気を付ける」

「(Qどこが危ない?)道路とか駐車場とか」

JA共済連愛媛では、この通学路安全マップキットを県内の幼稚園や保育園にあわせて8000部配布することにしていて、「交通安全教育に活用して欲しい」と話しています。