宮城県大郷町のスポーツパーク構想を巡り、住民が集めた署名の有効数が議会の解散請求に必要な数を上回りました。これを受け今後、議会解散の是非を問う住民投票が行われることになります。

大郷町役場には署名活動を行った請求代表者の住民が訪れ、選挙管理委員会に住民投票の実施を求める書類を提出しました。署名活動は、スポーツパーク構想に賛成する住民が関連予算案を2度否決した町議会の解散を求めて行ったものです。審査の結果、有効署名は2135人となり、議会の解散請求に必要な有権者数の3分の1=2127人を上回りました。

住民投票を求めた町民:
「安心している。まだ住民投票がある。そこで町民の支持をもらわないといけない」

大郷町議会 石川良彦議長:
「住民の声という数字があるということは重く受け止め、真摯に受け止めて対応していきたい。手続きに従っていくというしかない」

大郷町のスポーツパーク構想は、町内の農地19ヘクタールにサッカー場や宿泊施設を整備するものです。住民投票の日程は来週にも開かれる選挙管理委員会で決定します。投票の結果、過半数が賛成すれば議会が解散します。