石川県七尾市の和倉温泉にある老舗旅館・加賀屋。その女将が監修する日本料理店「万葉」が富山県高岡市にオープンします。

加賀屋は能登半島地震で大きな被害を受け、全館を休業していますが、富山県高岡市の角田市長と、その高岡市でバス事業を手掛けるイルカ交通の西村寛社長が「復興の手助けをしたい」と加賀屋に出店を働きかけました。

「万葉」は3月22日にオープン予定で、6つの個室とすしカウンターがあり、定員は56人の予約制。料理は、富山の食材を生かしたものを提供し、1万1000円と、1万6500円のコースを用意します。
加賀屋グループ女将・長谷川明子さん「(加賀屋が休館して)毎日毎日が不安で、そんな中にありがたいお話でした。私たちも一年が経ちましたので、早く仕事がしたい社員がたくさんいる。何とかいい形でご恩返しができれば」
予約の受け付けは今月19日からとなっています。