高知県の伝統工芸品=土佐和紙。その土佐和紙に子どもやお年寄りが思い思いに描いたはがき絵がいの町で展示されています。

紙の博物館で2月から開かれている「全国土佐和紙はがき絵展」。土佐和紙に親しんでもらおうと開催されていて、18回目の今回、全国や海外から寄せられたおよそ440点が展示されています。こちらは大賞の「雨の日の想い」。いの町の松尾久美子(まつお・くみこ)さんが色鉛筆を使って手がけ、本物そっくりの猫が印象的です。

小さい子どもからお年寄りまでが描いた土佐和紙のはがき絵はすべて世界に1つだけ。作品を見ながら完成までの様子を想像するのも楽しみ方の1つです。

(いの町紙の博物館 田邊翔 学芸員)
「見ているだけでも楽しいと思います。次回は自分も(作品を)出してみようということにつながれば、土佐和紙を実際に触れてもらえる機会になる」

全国土佐和紙はがき絵展は3月30日(日)まで開かれています。