6日、2月定例山口県議会の一般質問が行われました。

村岡知事はニーズが高まってきている母親や乳児の心身をケアする「産後ケア」に力を入れていく考えを示しました。


自民党の磯部登志恵議員の質問に答えました。

村岡嗣政 知事
「宿泊施設を活用した産後ケアの全県的な提供体制の構築に全国で初めて取り組むこととし、希望される方が利用できるよう産後ケアサービスの充実を図ってまいります」

産後ケアは母親や乳児に対して、心身のケアや育児のサポートを行うものです。

現在、県内では市や町の事業で短期入所やデイサービスが行われていますが、希望者が増加する中、地域に偏りがあることや産後3か月までの母子に限定されているといった課題が生じています。

こうした状況を踏まえ、県は新年度当初予算案に産後ケアに関する新規事業を盛り込みました。

県が宿泊施設の部屋を借り上げ、助産師などを派遣し、産後4か月以上の母子を対象とした産後ケアを提供する場を確保していく考えです。

380組あまりの母子の利用を想定しています。

村岡知事は「1人1人に寄り添った産後ケアを推進することが必要」と述べました。