石垣市の名蔵湾で、国指定の天然記念物であるジュゴンが海草を食べた跡、「はみ跡」が2年連続で見つかり、名蔵湾にジュゴンが生息している可能性が高いことがわかりました。
石垣市西部にある名蔵湾の海底の藻場(もば)では、2023年度に県が、今年度は環境省が調査を行い、ジュゴンのはみ跡を発見しています。
また石垣市でダイビング店を営む野底聡さんは去年10月、名蔵湾でジュゴンのはみ跡の特徴である「線状」に海草が食べられている藻場を見つけ、写真を撮影しました。
野底さんが県環境センターに写真を送ると「ジュゴンのはみ跡である」と回答があったということです。
環境省は「名蔵湾にジュゴンが生息している可能性は極めて高い」として、はみ跡や目撃情報をまとめた調査結果を来月発表する予定です。
