岩手県大船渡市の山林火災は発生から1週間を迎えました。
懸命な消火活動が続けられていますが、延焼範囲は三陸町綾里地区から赤崎町、三陸町越喜来へと広がっています。

(IBC 金野美智子記者)
「大船渡市赤崎町外口地区から見る火災現場に真っ黒な煙が上がっています」

2月26日午後1時ごろ、大船渡市赤崎町合足の山林で火災が発生しました。
火は乾燥した空気と西寄りの強風の影響で、合足地域から北東へ短時間で燃え広がり、大船渡市によりますと発生からわずか4時間で約600ヘクタールが焼けました。

(住民は)
「今まで見たことがない。きのうの(山林火災)よりすごい。この風が悪いんじゃないの?一気に燃えた感じ」

住宅への延焼のおそれがあるとして、市は午後2時14分に合足地域と綾里地区全域の合わせて873世帯2114人に避難指示を出しました。

その後、延焼範囲が広がったことを受け、避難指示の対象は綾里地区全域に加え、赤崎町と三陸町越喜来の一部地域の1896世帯4596人に拡大されました。