東北の中小企業経営の後を継ぐ人が集まり、新規事業のアイデアを発表する交流会がきょう仙台市内で開かれました。

ファーム・ソレイユ東北 日野朱夏さん:
「私たちは『和紅茶』を軸に東北に新たな茶文化を作ることを決めた」

仙台市内で5日に開かれた交流会には、東北の中小企業の後継者や銀行など約30人が集まりました。まず、5つの中小企業の後継者が壇上に上がり、新規事業のアイデアを発表しました。

このうち、仙台市内で警察犬訓練所を運営する「カーネ・ラ・ヴィータ」は、犬へのしつけなどこれまでのノウハウを活かした「犬の保育園」を作り、「虐待や捨て犬などの社会問題を減らしたい」と話しました。

カーネ・ラ・ヴィータ 今野雅生さん:
「全国トップクラスのトレーナーの質、そしてそのノウハウを家に持ち帰り、家でも保育園でも幸せに」

参加者:
「家業を大切にして、新しいことをいかに考えて、次の世代のことを考えているのか、非常に熱い思いを感じた」
「それぞれの事業の強みを少しずつ持ち寄ると、イノベーションが起きそうだと感じたので、この後話をしてみたい」

この催しは、後を継ぐ人々に交流を通じて、新たなビジネスのヒントを得てもらおうと、東北経済産業局が主催しました。参加した人たちは、将来に向けたそれぞれの事業プランに刺激を受けている様子でした。