岡山県倉敷市出身の監督が手掛けるオール倉敷ロケの長編映画「蔵のある街」が完成し、地元の関係者向けに試写会が行われました。

(平松恵美子監督)
「倉敷から全国へ発信していって全国の人々と倉敷を繋ぎあえる。そのような映画にしたいと思います」

試写会はスポンサー企業の関係者など約300人に向けて開かれたものです。映画を手掛けた倉敷市出身の平松恵美子監督のほか、主演の山時聡真さんや、中島瑠菜さん、それにバーテンダー役で出演する倉敷市出身の俳優・前野朋哉さんらも駆けつけました。

(前野朋哉さん)
「僕が育った倉敷で映画撮るんだとわくわくしましたし。ここにまた戻ってこれたのがすごく自分の中で胸アツだし熱い体験でございます。」

映画は、ヤングケアラーの友人を勇気づけるため、高校生が自分たちの手で倉敷の街に花火を打ち上げようと奔走する物語です。

地元出身のフィギュアスケーター・高橋大輔さんも美術館の学芸員役で出演していて、この日は高橋さんからビデオメッセージも寄せられました。

(高橋大輔さん)
「倉敷の良さを全面に出した映画になっていると思いますので、倉敷の方々も是非、映画館に足を運んで見ていただけたら嬉しいなと思います。」

映画「蔵のある街」は7月25日からMOVIX倉敷で先行公開され、8月22日から全国で公開される予定です。