河川敷で石を並べ続ける男性 いったい何を?

岡山市内を流れる旭川(あさひがわ)の河川敷で、「朝から晩まで何かを並べ続けている男性がいる」と情報が寄せられました。男性は一体何を、どんな目的で並べているのでしょうか。

岡山市北区建部地区。旭川の河川敷で何やら黙々と作業をしている男性がいます【画像①】。いったい何をしているのでしょうか。直撃してみると…。

【画像①】

(和泉砂絵記者)
「今何をされているんですか」
(三宅優さん)
「石並べているだけ、下書きなし、全て直観」

大小、様々な形の石を並べていたのは近くに住む、画家の三宅優さん(72)です。

岡山県倉敷市出身で、かつては東京を拠点に活動していました。そして15年前、妻の要望で自然豊かな建部地区に移住。その後も趣味で作品制作を続けてきたといいます。

河川敷に並べられた石、これ【画像②】はいったい…?

【画像②】

(三宅優さん)
「フランスの画家で、アングルっていう人の『オダリスク』っていう作品【画像③】なんだけど」

【画像③】

よくよく全体を見てみると、作っていたのは大きな絵画です【画像④】。

【画像④】

河川敷には他にも、山頂部分の「赤」を「赤い石」でよく表現した葛飾北斎の「富岳三十六景」【画像⑤】

【画像⑤】

さらには、石の配列を工夫して表情を浮かび上がらせた、東洲斎写楽の浮世絵【画像⑥】など、名画がずらり。

【画像⑥】

河川敷が、さながら小さな美術館のようになっています。しかし、なぜ三宅さんは石で絵を描こうと思い立ったのでしょうか。