大船渡市の山林火災は発生から1週間となりました。5日は待望の雨が降っていて、山林火災の一刻も早い収束が期待されています。大船渡市から中継です。

大船渡市の山林火災の現場を臨む高台からお伝えします。
大船渡市の山林火災は1週間を迎えますが、依然として鎮圧にはいたっていません。
大船渡市では5日未明に雪が降り始め、その後、雨に変わりました。
午前9時半時点の降水量は2.5ミリですが、6日未明までに予想される降水量は50ミリとなっています。
住民からも火災の鎮圧を期待する声が聞かれました。

(住民は)
「ありがたいですね、さっきも越喜来の方を見てきたが、だいぶ(火が)弱まっていた。もうちょっと降ってくれれば助かる」

午前6時時点の焼失面積はおよそ2900ヘクタールに拡大していて、市内の1896世帯4596人に出されている避難指示は継続されています。

5日は悪天候のため、ヘリによる消火活動は見合わせとなっていて、地上からの消火が行われています。
また、5日は岩手県で公立高校の入試が行われています。
山林火災の発生している大船渡市の大船渡高校でも多くの中学3年生が受験に臨んでいて、中には避難をしている生徒もいるということです。

2月26日の火災の発生から1週間となる中、避難者の生活に加えてさまざまな地域産業にも影響がでいて、この雨が火の勢いを弱める恵みの雨となることが期待されます。以上、中継でお伝えしました。