地元企業などから与えられた地域や企業の課題に対して、生徒たちが調査し、研究する授業が玉野高校で行われました。

(生徒)
「これまでの問題を解決するために宇野港周辺にテーマパークや美術館を建設することで(課題が)解消されると思います」

企業を通して地域を見つめてもらいたい。玉野高校が1年生を対象に行った初の試みです。

2月5日に12の企業などからそれぞれ地域の再開発に向けた施策や「理想の制服をデザインせよ」といった課題が与えられ、生徒たちはグループごとに分かれて調査や研究を続けてきました。

中間報告を経て迎えた最終発表会では、課題の解決に向けたアイデアなどを伝え、意見を交わしていました。

(高木歩将さん)
「以前からやっぱり宇野に関する問題というものを意識していたので、そういった問題を改めて考えることができてとても身になったと思います」

(久本明日香さん)
「コミュニケーション能力が高まっていくじゃないですか、それでもっと色々な人とたくさんコミュニケーションを取って課題をどんどん解決できたらいいなって思います」

企業側も刺激を受けたようで今後に期待を寄せていました。

(参加した企業)
「やってみたいこととかできるか分からないことを考えていいし、そういうのに挑戦していくことが大事だし、そういうマインドを持って、今後も考えていくきっかけになってもらえれば」

玉野高校では、来年度は生徒たちが地域に出て学ぶ授業を予定しているということです。