岩手県内では5日と6日、県立高校の入試が行われます。そんな中、大船渡市では避難を余儀なくされている受験生をサポートする学習会が開かれています。

この学習会は2日から市内で毎日開かれていて、4日は受験を控えた東朋中学校の3年生、26人が参加しました。
東朋中学校は山林火災による避難区域に指定されたため、2月27日から臨時休校が続いていて、全校生徒104人のうち91人が避難を余儀なくされています。

学習会では、教材を学校に残してきた生徒のために必要なテキストなどを教職員が持ち寄りました。
水野椎奈さんは、自身は進路が決まっていますが受験に臨む友達を励まそうと学習会に参加しました。

(水野椎奈さん)
「不安な気持ちがいっぱいっていう連絡も皆でやりとりしている。頑張っているのは近くで見ている。みんなで頑張っていこうという気持ちがいっぱい」

県立高校の一般入試はあすとあさって実施され、合格者の発表は14日に行われます。