介護、農業、建設、物流などの現場で力仕事をサポートするロボットを“マッスルスーツ”と呼びます。
人出不足が課題となっている“介護の現場”では、介護者の負担を軽減するものとして期待されています。
11日、最新の介護ロボットなどを紹介するフォーラムが、長崎市で開かれました。

フォーラムには、全国34のメーカーの介護ロボットなどが展示され、来場者は実際にロボットを体験しました。

住吉キャスター:
「私が今着ているのが、重たいものを持ち上げるときに “腰の負担”を軽減するマッスルスーツです。実際に重さ12キロの水が入ったケースを持ち上げてみます」

「おー軽い!」
「中腰で持った時って、結構腰にくると思うんですけど、それをほとんど感じません」

“マッスルスーツ” は、介護の現場だけでなく、同じ姿勢で作業をする工場や、農家などでも導入されています。

車いすを利用する人が、立った姿勢をとれるようにアシストする電動の車いすもあります。

特別養護老人ホーム職員:
「どうしても車いすから立てない方とか、ずっと座ったままの生活になってしまうので、こうやって立つ機会があって、その人の世界を広げてあげられるのもいいんじゃないかな」


このほかコロナ対策で介護現場でも導入が進む配膳ロボットや、家庭用のペットロボットなど、最新ロボットが展示されました。

社会福祉法人職員:
「すごく勉強になりました。昔と全然違ってすごく進んでるなと思いました」

県長寿社会課 岩下 実則 課長補佐:
「今 働いている人に少しでも(介護ロボットを)定着頂く。あと介護の仕事が先進的だというのも見て頂ける一つのきっかけになれば」
県では来年1月下旬にも、介護ロボットの普及促進セミナーを行う予定だということです。