アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の首脳会談で、トランプ氏は報道陣のカメラの前でゼレンスキー氏を「無礼だ」「あなたは第三次世界大戦を賭けてギャンブルしている」などと声を荒げて批判しました。

ウクライナでの戦闘終結をめぐり、ゼレンスキー氏がトランプ氏の交渉姿勢がロシアに寄りすぎているという懸念を示したことに強く反発したもので、バンス副大統領もゼレンスキー氏を「大統領執務室でアメリカメディアに自分の立場を訴えるとは無礼だ」と非難する異例の展開となっています。

トランプ大統領は先週、ゼレンスキー氏を「選挙なき独裁者」などと罵った一方、27日には「私がそんなことを言ったとは信じられない」ととぼけてみせ、関係修復に舵を切るとの見方も出ていました。