ロシア外務省は2月27日に行われた米ロの外交当局者による協議で、ウクライナ侵攻後に停止された直行便の再開をアメリカ側に要請したことを明らかにしました。

ロシア外務省は28日、トルコのイスタンブールで前の日に行われた米ロ外交当局者の協議について、「大使館など在外公館業務の正常化の問題について話し合った」とし、この中でロシア側がアメリカに対し、直行便を再開するよう要請したことを明らかにしました。

両国間の直行便はロシアが3年前にウクライナへの侵攻を開始した直後に停止されていました。

また、ロシア外務省は新たな駐米大使にダルチエフ北大西洋局長を充てる人事をアメリカ政府が承認したと発表しました。27日の協議の中でアメリカ側が伝達したとしていて、ダルチエフ氏は近く着任する予定だということです。

去年10月に前の駐米大使が帰国して以来、大使のポストは空席となっていました。