南アフリカで開かれていたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が閉幕しました。

世界経済の不確実性が高まる中、先日行われた外相会合に続き、国際協調の成果を示す共同声明は出せませんでした。

27日まで2日間の日程で行われたG20の財務相・中央銀行総裁会議が閉幕し、議長国を務めた南アフリカが総括文書を出しました。

アメリカのトランプ大統領が新たな関税政策を打ち出す中、世界経済の先行きに関して、「保護主義の高まりや進行中の紛争が力強い経済成長を阻害する可能性がある」と懸念を示しました。

ただ、アメリカをはじめ多く国の閣僚が欠席したほか、議論の成果となる共同声明の採択には至らず、結束の揺らぎが露呈する結果となりました。