熊本県で大学生を中心に活動する防犯ボランティア団体で、卒業などに伴う退会式が開かれ、県警から感謝状が贈られました。

2010年、若者に防犯活動に取り組んでもらおうと、熊本県警が呼びかけたことがきっかけで集まった大学生たちによる防犯ボランティア団体「防犯若武者(ぼうはんわかむしゃ)ベアーズ」が誕生しました。

団体は現在、特殊詐欺被害や自転車の盗難防止などを目的に活動を続けています。

メンバーは大学生が中心であることから、今年度も44人のメンバーのうち26人が卒業などを理由に3月末で退会することになり、これまでの活動をたたえるため、県警が退団するメンバーに感謝状を手渡しました。

今年度に代表を務めた熊本学園大学の赤城綜一(あかぎ そういち)さん(22)は啓発動画を作って街中のビジョンで放映した活動を振り返り、4月以降は警察官として県民の安心安全のために頑張ると決意を述べました。

防犯若武者ベアーズ代表 熊本学園大学 赤城綜一さん

防犯若武者ベアーズ 代表 熊本学園大学 赤城綜一さん「一番は県民の防犯意識の向上と犯罪抑止。(その目標は)今後も変わらないので、継続して取り組みたい」

赤城さんは今後活動を担う後輩たちに対し、「来年度は闇バイトの啓発に力を入れてほしい」と期待を込めました。

「防犯若武者ベアーズ」では、新たなメンバーも募集していて、希望者は県のホームページから申し込むことができます。