岩手県大船渡市の山林火災は延焼を続け、焼失面積がこれまでの2倍に。平成以降で国内最大の山林火災となっています。

平成以降 国内最大の山林火災 焼失面積倍の1200ヘクタールに

南波雅俊キャスター:
岩手県大船渡市赤崎町合足から発生した山林火災は、3日目を迎えた28日も延焼が続いています。

焼失面積は、27日までは600ヘクタール以上でしたが、28日時点では約1200ヘクタールに拡大しています。平成以降に発生した山林火災で国内最大となります。

「乾燥」が大きな要因に 冬の雨量は平年の24%

大規模な山林火災となった要因の一つに「乾燥」があるようです。

岩手県大船渡市の2024年12月~2025年2月までの総雨量は平年値の約24%でした。気象庁によりますと、11日連続で乾燥注意報が出ているということです。

森林総合研究所の玉井幸治研究ディレクターは「落葉樹が多いという東北の自然環境に加えて、今年は雪が降っていないので、落ち葉が乾燥し燃えやすい状況になっている」といいます。