乾燥が続く長野県内ですが、山火事が、上田市と安曇野市で相次いでいます。
この内、上田市では、28日昼ごろ、山林火災が発生し、午後6時現在も消火活動が続いています。
枯れ草を焼いていた火が燃え広がったとみられ、70代の男性がやけどをしました。
県は、自衛隊に災害派遣を要請しました。


中井カメラマン:
「煙が山を覆いつくしています」

火事が発生したのは、上田市武石(たけし)の山林で、消防によりますと、28日正午すぎ、「山林が燃えている」と近くに住む人から通報がありました。

消防車両30台以上が出動して、消火活動が行われていますが火は風にあおられて燃え広がり鎮火には至っていません。

上田市や警察によりますと、70代の男性が田んぼのあぜの枯草を焼いていて山に燃え広がったということで、この男性が火を消そうとして手と顔にやけどをしドクターヘリで病院に運ばれました。

近所の人:
「もうびっくり」
「早く消してって思うけどどうにもならない」

近所の人:
「風があったからねあのころは」
「あそこで燃えていたのが、こんな方へ飛び火したり」

県の消防防災ヘリコプターはメンテナンス中のため、県は富山県と岐阜県にヘリの出動を要請。

午後3時ごろからは、上空からも消火活動が始まりました。

鎮火のめどは立っておらず、県は午後5時に自衛隊に災害派遣を要請しました。