■ピックルボール Skechers PWR MASTERS 700 TOURNAMENT JAPAN(28日、三重県・日硝ハイウエーアリーナ)

ピックルボールの国際大会が三重県で開催され、2日目は主要種目である「ダブルス」戦が行われた。アメリカや東南アジアなど、競技が盛んな地域から多数の強豪選手が来日していて、白熱の試合が繰り広げられた。

女子ダブルスでは、前日にシングルスを制したユーチェ(台湾)が、シャオ・イー(米)とペアを組んでハイレベルなテクニックを披露。3セットマッチの決勝では、ソフィ(ベトナム)・ダニー(豪)ペアに9ー11、11ー3、11ー7の逆転勝利。ユーチェは2つ目の優勝を手にした。

男子ダブルスでは、日本にピックルボールを導いた”伝道師ダニエル・ムーア”が登場。ところが、ペアを組むはずのインド人選手がビザの問題で来日できず、まさかの欠場かと思われるアクシデント。

ぎりぎりで相手が見つかり出場はできたものの、初めて顔を合わせた急造ペアであるし、レベルの違いもあった。流石のダニエルでも、今回は厳しい戦いが予想されたが、それでも元全米王者の肩書は伊達ではない。ダニエルは幅広いプレーでペアの相手をカバーしながら奮闘。「どうやったら勝てるか、作戦を変えながらペアとも気持ちよくやれるような作戦を組みながらやれた」と経験の差を見せつけ、若手日本人選手たちの挑戦を退けベスト4まで進出。


準決勝は、シングルスで優勝したジャック・ウォンペアに敗れたが、3位決定戦を制しメダルは獲得。第1人者としての存在感を示し「頑張りました!やり切りました!」と笑顔で語った。

優勝は、ハーシュ(インド)・ジョーイ(豪)ペアだった。
3月1日は、ミックスダブルスが行われる。