2024年に全国で自殺した小学生・中学生・高校生は529人。統計のある1980年以降で最も多くなりました。なぜ、こんなにも多くの若者が生きづらさを感じてしまうのでしょうか。かつて生きることに苦しんだ女性が、当時の心境を語ってくれました。
「目標が、夢が持てない自分には生きている価値がないだとか、生きる意味がないって思い始めてしまったあたりからが、『生きづらさ』を抱えるようになっていったきっかけかなと…」
こう語るのは、新潟県内に住む中村優美さん(40)です。小学校高学年の頃から目標が持てなくなり、生きづらさを感じるようになりました。その中で、唯一自信を持てたのが「勉強」でしたが…

「高校で進学校に進んだら、思うように成績も振るわなくて、自分が唯一、自信が持てていたことが崩れてしまって…」