10年ぶりにマニュアル車に乗る記者が感じたこと
現在教習を受けている人も難しいというマニュアル車の運転。
マニュアル免許を持つ記者が教習を体験しました。取材した記者がマニュアル車を運転するのは10年ぶりです。
ギア操作や半クラッチの感覚を思い出しながら、少し運転して、マニュアル車の運転で最も難しいとされるのが坂道発進も行います。
なだらかな坂道ですが、発進前にかけていたブレーキを緩めると、少し車が下がったことで、記者は坂道発進に苦戦します。その後は半クラッチ状態でアクセルを踏み、なんとか発進に成功します。
一通りマニュアル車の運転を終えて記者は「実際にマニュアル車に乗ったことで、新しいカリキュラムに変わって大丈夫なのかという印象」と振り返ります。
富山県中央自動車学校 高木猛元 副校長
「新しいカリキュラムになるとオートマの操作がメインになってマニュアルの操作が少なくなる。実際に免許を取った後に路上で運転するときに心配がある」
今回の改正には移行期間があり、新カリキュラムへの移行時期は各学校に委ねられています。
このため富山県内のほとんどの学校は新しいカリキュラムの導入は先送りにし、4月以降も当面、現在のカリキュラムで教習を行いますが、規則が改正されることで今後、判断を迫られそうです。