名護市の名護岳で、去年に引き続き国の特別天然記念物「ノグチゲラ」の姿が確認され、野鳥の専門家らを喜ばせています。

県鳥獣保護管理員の岸本和也さんによると、名護岳の林道沿いで2月10日、国の特別天然記念物ノグチゲラのオスが確認されました。

市内で確認されたのは、2015年の源河地区(市北部)が初めてでしたが、環境省によるとマングースの駆除が進んだことで、ノグチゲラの生息域が南に拡大したと考えられるということです。

▼渡久地豊 さん(環境省 ノグチゲラ保護増殖事業ワーキンググループ検討員)
「去年はメス1羽なんですね。その1羽と今回オスが出たということで、この2羽がペアリングして営巣するんじゃないかと期待しています」

25日は岸本さんらが名護市役所に渡具知市長を訪ね、今回発見したノグチゲラの写真などを贈りました。

渡具知市長は「今後、名護岳で繁殖して見られるのを期待している」と話していました。