コロナ禍が終わり、海外で学ぶ学生の数は戻りつつありますが、他の国と比べると日本は少ないのが現状です。海外進学に対するいまの若者の意識はどう変化しているのでしょうか。

海外への進学には“壁”を感じる受験生もいるようです。

文科省が行った調査でも、2021年に海外の大学に進学した日本の高校生は、全国で1424人にとどまっています。

東大受験生の“将来の夢”は?海外進学に感じる壁

国公立大学の二次試験2日目。東京大学を受験した学生に“将来の夢”を聞きました。

受験生
「パソコンをつくる授業というのがあるんですよ。それをどうしてもやりたくて、東大に進路を決めました。革新的なアプリをつくっていきたい。イノベーションを起こしていきたい」

受験生
「将来AIや現代の問題について、テクノロジーや、技術をどんどん開拓していきたい」

受験生
「グローバルな仕事に就きたい。世界で視野を広げていきたいと思っている」

受験生
「大学生活の中でも海外に留学するとか、海外の人とかかわるチャンスがあったら積極的にやってみたい」

海外を夢見る受験生がいる一方で…

受験生
「留学はしたいなと思っているんですけど、まだ具体的には思っていない。地方の高校でそこまで情報がなかった

受験生
「ヨーロッパの建築に興味があるので行ってみたい。お金の補助があったら(留学)しやすいなと思う」

受験生
「環境的な面が大きくて、周りに海外の大学とかを受ける人がいなかったので、なかなか目指しにくい、壁があった感じ。海外大学だと高いので、そこにも壁があった」

海外への進学には“壁”を感じる受験生もいるようです。

文科省が行った調査でも、2021年に海外の大学に進学した日本の高校生は、全国で1424人にとどまっています。