大分県臼杵市の高校生が地元の名物「かぼすブリ」を使った災害用備蓄の缶詰を製造し、市に寄贈しました。

26日は、臼杵市の県立海洋科学高校食品コースの生徒3人が臼杵市役所を訪れ、西岡隆市長に缶詰1032個を贈りました。

海洋科学では毎年、市からの依頼を受けて災害用備蓄缶詰を製造しています。食材として使っているのは地元の名物「かぼすブリ」です。

生徒たちは授業の一環で高校の施設を使用してブリの加工から缶詰に詰めラベルを貼るまでの一連の作業を自分たちで行いました。

(生徒)「災害がないことが一番なんですけど、使うときはみんな大変な状況なので少しでもおいしいと思ってもらえたらうれしいです」

市は寄贈された缶詰を防災拠点となる消防本部に搬入し、およそ3年間備蓄します。