予想される海洋と大気の特徴(3か月予報)

●地球温暖化の影響等により、全球で大気全体の温度が高いでしょう。

●ラニーニャ現象に近い状態は次第に弱まるものの、太平洋熱帯域の海面水温は中部で低く、西部で高い状態が続くでしょう。このため、積乱雲の発生は太平洋赤道域の日付変更線付近で少ない一方、東南アジアからフィリピンの東にかけて多いでしょう。

●これらの影響により、上空の偏西風はユーラシア大陸東部で北に、日本付近でやや南に、日本の東で北に蛇行する見込みです。

●西日本と沖縄・奄美では南から湿った空気が流れ込みにくく、低気圧や前線の影響を受けにくいでしょう。

●日本の北では上空の寒気が弱いため、北日本を中心に寒気の影響を受けにくいでしょう。