金属工作機械を製造する「リサーチアンドデブロップメント(旧NFA R&D)」が1月31日までに事業を停止、自己破産の準備に入ったことが25日までにわかりました。負債額は約3億3000万円とみられます。

帝国データバンク富山支店によりますと「リサーチアンドデブロップメント(旧NFA R&D)」は2015年(平成27年)に設立された金属工作機械製造業者で、主に各種検査装置や搬送装置など製造ラインに関連する自動省力化装置の開発・製作を行い、富山県を中心に営業展開し、ピーク時の2021年8月期には、売上高2億1200万円を計上していました。

しかし、同業他社との価格競争で取引先が減少、新規開拓も進まず、売上高は1億円台まで落ち込んでいました。

採算の確保に苦戦を強いられ、赤字決算が続いて債務超過に陥り資金繰りが悪化、事業の継続を断念して今回の措置に至ったとみられています。

負債総額は約3億3000万円とみられます。